「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か NHK出版新書 ジョン・W.ダワー ガヴァン・マコーマック NHK出版テンカンキ ノ ニホン エ ダワー,ジョン・W. マコーマック,ガヴァン 発行年月:2014年01月 ページ数:311p サイズ:新書 ISBN:9784140884232 ダワー,ジョン・W.(Dower,John W.)(ダワー,ジョンW.) 1938年生まれ。
マサチューセッツ工科大学名誉教授。
専門は日本近代史・日米関係史 マコーマック,ガバン(McCormack,Gavan) 1937年生まれ。
オーストラリア国立大学名誉教授。
専門は東アジア現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 サンフランシスコ体制ーその過去、現在、未来(サンフランシスコ体制の歪な起源/問題を孕む八つの遺産/現在の不確実性/恐怖と希望)/第2章 属国ー問題は「辺境」にあり(サンフランシスコ体制が生んだ「根本的問題」/沖縄ーないがしろにされつづける民意/馬毛島ー秘密裏に進む軍事基地計画/八重山諸島、与那国島ー四つの難題/尖閣(釣魚)諸島問題ー五つの論争点/辺境の島々と北朝鮮ー「正常化」交渉の挫折と核実験/「辺境」は「中心」へ)/第3章 対談 東アジアの現在を歴史から考える(属国の代償/歴史問題論争ー戦争の記憶と忘却/朝鮮半島問題ー核と拉致をめぐって/改憲ー揺らぐ反軍国主義の理想/領土紛争と東アジアのナショナリズム/台頭する中国のゆくえ/「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か) 領土紛争、沖縄と基地、憲法改正、集団的自衛権、核と原発、歴史認識問題など、課題が山積するなか、東アジア情勢はいっそう緊迫度を増している。
日本の選択はどこにあるのか?米国への「従属」を続けるのか、それともアジア中心の新たな安全保障体制を構築するのか。
戦後日本を規定したサンフランシスコ体制の「負の遺産」を詳細に検討し、沖縄をはじめとする「辺境」の新たな可能性を見据えながら、取るべき方向性を提示する。
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